経済産業大臣 甘利明 国会リポート   第 109 号
2007/3/4
 
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昨夜 (今朝) は、久々の徹夜国会でした。午前 4 時に審議が終わりましたが、本当は 6 時過ぎまで続く予定でした。

短縮されたのは人道上の理由と説明されましたが、そういえば民主党は自分で予算委員長をはじめ 3 常任委員長の不信任案を提出しておきながら、党の最高責任者の小沢一郎代表は最初からその採決に加わらず、帰宅してしまいました。不信任案を提出した党の最高責任者が、自分が出した不信任案の採決に加わらず帰ってしまうとは前代未聞の珍事です。

おまけに、途中で残りの委員長の不信任案を取り下げたものですから、怒りがおさまらないのはさっきまで共闘していた共産党で、民主党の議員が登壇するや 「なぜ不信任案を取り下げた!」 とヤジを浴びせ続ける始末。多額の経費 (電気代、職員の残業代等々) を使った挙句がこの結果では、一体あれは何だったんだろう…。

予算委員会での野党質問の中に、来年度予算の中身に関し、安倍カラーがどう発揮されているのか?という質問がたびたびあります。安倍総理が選任されたのは 9 月の下旬であり、その時にはすでに来年度予算の概算要求が小泉内閣の下に終わっています。そういった中で安倍カラーを出すというのは、おのずと限界がありますから本格的な安部カラー予算は平成 20 年度からともいえます。もちろん、概算要求はあくまでも概算でありますから、その中で精一杯の安倍政策を織り込むことは可能です。

地域間の格差の是正が政治課題として叫ばれていますが、『成長なくして格差是正なし』 のスローガンの下、経済成長戦略が推進されています。その上で、成長力底上げ戦略が最近取りまとめられました。まずは経済のパイを大きくすること、これが成長戦略です。その過程で、個々の格差が固定化したり拡大をしたりすることを防ぐ処方箋として底上げ戦略が取りまとめられたのです。

ニート・フリーターの就業を促し、個々の労働者のスキルアップと正規雇用化を進め、最低賃金を引き上げ、同時にその余波を受ける中小企業の底上げを図っていく。中小企業に、IT 導入や ASP (アプリケーション・サービスプロバイダー) のサービス利用のアドバイスを適切に行う事等を通じ、生産性の更なる向上へと誘導していきます。

さらには即効性のある施策として、元請け企業に下請け代金の適正化を図っていく事が重要であり、これらが底上げ政策です。この具体的行動として私は、3 月 1 日 (木) に経団連の常任理事会に出席し、200 社のトップにこの要請をいたしました。

安倍内閣の政策は、行動と実行を伴います。

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今週の出来事

(未感性?)

就任以来、次々と新しい事に取り組んでいますが、その中の一つに 『感性価値創造』 というテーマがあります。

今日まで日本の製品は 「性能が良く安全で品質が高い」 を売り物にしてきました。しかしながら、こうした言わば二次元の政策はやがて後発国に追い付かれていきます。従来の価値は価値として、その上に新しい価値を創造していくという事が私に課せられた課題です。

アメリカで日本のコミックがもてはやされ、フランスで日本文化が絶賛を浴び、アジアでは日本のポップカルチャーに若者が共鳴する。これらは即ち日本の感性が価値を生んでいるという事であります。感性と経済とをブリッジする言わば三次元の政策が日本の更なる飛躍には必要です。

そこで、ファッションデザイナーや空間デザイナー、メーカーの代表や素材産業の代表、そして東京芸術大学の学長にまで参加してもらい 『感性価値創造イニシアティブ』 を立ち上げました。

これからの私のキャッチフレーズは 『餅つきは政界三指の一人、感性は政界ナンバーワン』


…という事でどうですか?!


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