総覧
国会の慣例で会期延長と国会解散については嘘を言ってもよいという事になっています。「解散は絶対ありません」 といって抜き打ち解散したり、「会期は延長しません」 と言って間際に延長する事は、国会戦術の一つとして認められています。最初から延長しますと言ってしまえば、じゃあそんなに精力的に審議をしなくてもいいじゃないか、という事になりかねませんし、解散をしますと早々と言えばみな気もそぞろで国会審議も進みません。 しかし、今回ばかりは総理は本気で会期延長を考えていないようです。夜毎、番記者にその理由を尋ねられますが、こればっかりは小泉総理のみぞ知るという所です。諸説を解説すれば、第 1 は、6 月訪米前に懸案事項は処理しておきたいという説。第 2 は、6 月末の骨太方針に社会保障の制度改革を提言したいという説。第 3 は、会期中は最も行動と発言が制約される安倍官房長官の総裁選活動を解禁してやりたいという説。どの説ももっともらしく聞こえますが、総理のみぞ知るという所です。 総裁候補の支持率は直近の数字では安倍官房長官が独走。その 3 分の 1 の支持率が福田元官房長官。更にその 3 分の 1 が麻生外相。そのまた 3 分の 1 が谷垣財務大臣となっています。非安倍の支持率を全部まとめても安倍氏に遠く及ばないというのが現状です。 民主党の代表に小沢一郎氏が就任した事で、自民党総裁選にどう影響するかという事が取りざたされています。小沢一郎氏は自民党絶頂期の幹事長であり、いわば権力政治の象徴的存在です。小沢氏と同じ土俵で経験とパワーを競い合うか、それとも土俵をかえて清新な候補で小沢旧自民党対○○ニュー自民党で戦うかの選択です。 民主党は小泉政治の光と影と称して、ことさら競争政策による格差社会の弊害を訴えています。しかし、小沢政治の原点 『日本改造計画』 の 1 ページ目には、グランドキャニオンの断崖に佇んでの日米の違いを指摘する所からスタートしています。そこには、落下防止の柵もなければ危険近寄るなの看板もない。全て自己責任原則が貫かれている。日本のようにお上が手取り足取り庇護する仕組みなぞない。と書かれています。 今更、手厚いセーフティネット論を展開されると、ご都合主義のように聞こえるのは私だけでしょうか。結果の平等は社会主義的悪平等で、頑張ろうとする人のモチベーションをそいでしまします。再挑戦も含めたチャンスの平等と、シビルミニマムたる社会保障制度の継続性の保証こそ目指すべき姿だと信じます。 今週の出来事(口は災いのもと?!) 私が数年前に提言した政策・知的財産国家戦略を我が国の成長力の源泉にするために、それまでの 「知的財産合同会議」 を 「知的財産戦略調査会」 として昇格させ、自民党政務調査会に設置いたしました。もちろん、初代会長は私が務めます。 最高顧問に中川秀直政調会長と保岡興治先生をすえた重厚な陣容になりました。知財議員連盟やコンテンツ議員連盟の会長と合わせ、知財関連の全ての長となっていますが、そんな関係もあってコミックやアニメ、更には音楽・映画関係者と面会する機会がずいぶん多くなってきました。 5 月 4 日には、犬神家の一族のリメイク版映画のスタジオに招待されました。石坂浩二氏や松嶋奈々子さんと会えるとの事で結構楽しみです。 「世紀の美女とツーショットしちゃおかな?」 いけね!家内も着いてくるんだっけ!嬉しくてつい口を滑らしたら 「私も連れてって!」 って事に…。
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