総覧
旧年中のご厚情に心から感謝いたしますと共に、本年も倍増のご指導ご支援をお願い申し上げます。 さて、小泉総理の任期はあと九ヶ月となりました。今年は小泉政治の総決算の年になります。平成 18 年度の経済見通しは 「名目成長率 2 %、実成長率 1.9 % 」 となる予定です。だとすれば、ようやく 『名目が実質を超える』 すなわちデフレの脱却となります。小泉総理のモットーは 「改革なくして成長なし」 つまり、従来言われていた、改革をするためにはその痛みを和らげるために、まずパイを大きくすることが前提だ、という 「成長なくして改革なし」 に対するアンチテーゼですが、その手法がようやく花開いた、ということになります。もちろん、識者の中には、成長路線を取った後に改革に着手する手法ならば、これほど時間は要しなかったはずだという主張もあります。 今年度末の国・地方を合わせたわが国の債務残高は 774 兆円ですが、新年度予算に計上される新規国債は前年度を大幅に切り込んだとはいえ、30 兆円弱ですから、本来なら国の分だけでも 30 兆円分が 774 兆円に来年度末には上乗せされる計算です。(実際は外為特会等の剰余金を一度限りの措置として、国債整理会計に繰り入れますので増加額は数兆円ですが。) 歳入の四割近くが、( 17 年度は 42 %、18 年度は 37 %)赤字国債による借り入れであることを考えれば、財政再建はタイムリミットにきています。予算を節約して借金返済にまわしながら、なおかつ、景気回復していくという難しい舵取りに希望の光が差して来た、ともいえる昨今です。 年末のテレビ番組で、宮沢元総理が小泉改革路線の弊害について問われたときに 「弊害は出ていると思うが、まず、改革をなしえた後に考えていくべきことだと思う。」 と答えられたのは、正にけい眼と言えましょう。 私は常々、小泉改革はその荒っぽさのゆえにコラテラルダメージ (随伴する犠牲・巻き添え) が伴う、しかし、その荒っぽさがゆえに改革は進むと申しておりました。ゆえに次なる総理は小泉改革の軌跡を振り返り、コラテラルダメージの修復も任務の一つではないかと唱えてきました。外交問題と併せ、正念場の 9 月と云えましょう。 今週の出来事(やる気満々!半々?) 数年前から日本各地で、その地域の財界人による私の後援会を作っていただいております。 仙台、横浜、名古屋、大阪、広島で毎年 『囲む会』 を開いて頂いており、昨年暮れには福岡の財界人二十数人で発起人会を開いて頂きました。今年には発足をする予定です。あと札幌にも作ろうという声がけをしていただいており、沖縄を除く全国縦断が完成します。 私が一時間講演をした後、懇親パーティーに入るパターンですが、講演をするという事を通じて自分自身の勉強にもなります。 もちろん、東京には経団連の主要メンバーを中心とする立派な会を作っていただいております。昨日の経団連の賀詞交歓がありましたが、安倍官房長官から 「先生、今年もご迷惑をおかけしますが、どうぞ宜しくお願いします。」 と声をかけられましたので 「迷惑って何の迷惑?」 と総裁選の言質を問うべく水を向けますと 「いえ、あの、その…。政策的なご迷惑ですよ。」 と焦っていたところを見ると 『う〜む・・・結構やる気かも?!』
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