衆議院議員 甘利明 国会リポート   第 17 号
2003/01
 
 

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総覧

いよいよ国会での論戦がスタートしました。

小泉総理対菅民主党代表の論戦の第 1 ラウンドは 「菅優勢勝ち」 などど新聞が書いたものですから、民主党国対 (国会対策委員会) は相当肩に力が入り、現場 (各委員会の理事) へ檄を飛ばしています。国対から現場理事への指示書 (こういう物がすぐ他党の手に渡ってしまうことこそ問題?) によると、[1] 本会議での副大臣の大臣代理答弁は認めない [2] 予算が衆議院を通過しても参議院の総括質疑が終わるまでは他の委員会の法案は審議させない [3] 夜は委員会を開かせない等々、引き延ばしのための徹底抗戦を指示しています。まるで自社対決の 55 年体制に戻ろうとしているようです。国会改革で掲げた国会審議の活性化は一体どこへ行ってしまったのでしょうか。

ところで、第 1 ラウンドで菅氏優勢と報じられた夜、マスコミ関係者主催の新年会で二人が顔を合わせると、お互い歩み寄ってにこにこ握手をしていました。

「いやぁ、昼間は面白かったなぁ (小泉)」

「こんな姿マスコミに見られるとマズいよねぇ (菅)」

これからは建設的議論になるといいんですが…。

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今週の出来事

(他人のふり見て我がふり直せ)

1 月 29 日に自民党支援団体と党関係者との新年懇親会が盛大に開催されました。遅れて到着した総理は壇上に立つなり

「初閣議で居並ぶ閣僚に 『発言はくれぐれも慎重に』 と訓示を与えました。しかし一番最初にミスをしたのは自分でした。反省してます」 とやって、場内の爆笑を誘っていました。

総理の 3 つの公約 (国債発行 30 兆以下、8 月 15 日靖国参拝、ペイオフ解禁) は、いずれもそれ自体が目的というよりは、目的に向うための決意のひとつの表現ですから、菅氏の指摘は 「手段の目的化」 という矮小な議論に陥る恐れがあります。

大局を見据えた与野党の論戦こそ、国会の活性化と言えましょう。


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